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Meridian II and Tycho II 周波数標準 時刻標準

Frequency Steps 周波数飛び
EndRun は周波数飛びが発生しないことを保証します

EndRun では OCXO 発振器に使用する水晶を非常に注意深く選定し,もっとも古くから水晶を製造し続けてきた会社から調達しています.さらに最低30日間は完成した発振器の挙動を監視します. これは非常にコストのかかるプロセスですが,高精度時刻周波数源である Meridian II と Tycho II が周波数飛びを生じないことを保証するための唯一の方法でもあります.

水晶発振子を作る技術

発振器に使用する高精度な水晶を製造する技術は高度に進化しています. それぞれの製造者はその製造技術が外部に流出しないようにとても注意してきました. 製造プロセスは水晶を成長させることから始まり,次いでそれをブランクに裁断し成形して.機械的また化学的に研磨します.最後に電極がメッキされてホルダーに納められます.複雑なプロセスの全ての過程において最善の選択をしなければ最良の水晶発振子にはなりません. 製造者により品質に大きな差が生ずるのはこのためです.

ほとんどの水晶発振器は周波数飛びを生じます

高精密な水晶発振子においてすら生ずるのが,発振周波数が突然シフトしてしまう周波数飛びです. この事象の原因ははっきりわかっておらず,諸説ありますが,我々の長い高精度水晶発振器の製造の経験からわかることは,この振る舞いを最小化する技術を持っている水晶発振子製造企業はわずか2~3社だということです.

この周波数飛びは非常に大きく(数PPB)になる可能性があります. GPS 規律発信器においてこれが起こると,機器の出力はUTCの時間軸からその比率で飛び出してしまいます.数分後から30分後にやっと位相と周波数は UTC に戻ります. 場合によっては同期状態に戻るまでに加算されたタイミングエラーは 500ns 近くなります.

電気通信の同期のように、GPSに同期できないホールドオーバー時の精度をよくしたい用途の場合にこの周波数飛びがホールドオーバー中に発生すると,UTCに周波数を引き戻す基準がありませんから.システム全体の同期不具合を生じてしまいます.

もし、低位相ノイズを必要とする用途,例えばマイクロ波のキャリア周波数のシンセサイザだとすると,この突然の周波数の変化はシンセサイザのPLLが一次的にロックを失う可能性を意味します.これは運用の中断やデータの喪失を引き起こすでしょう。

EndRun の Meridian II と Tycho II が周波数飛びを発生しないことを保証します. これを保証するために,EndRunでは細心の注意をはらって発振器の選別を行っています.もし万が一周波数飛びが起きたことが確認された場合は,その OCXO 発振器を無償で交換いたします.

 

 
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