Jackson Labs Technologies : Claw GPS シミュレータ
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Jackson Labs Technologies

Jackson Lab Technologies

Claw GPS シミュレーター

シミュレーション例 5 : 位置のSpoofing(偽位置情報による乗っ取り)

実際のGPS信号に偽のGPS信号を混入させてGPS受信機を乗っ取ります

Claw を Spoofing 信号発生器として使い位置の Spoofing をシミュレーションします。 Clawが発生する偽信号のレベルがどれくらい実際のGPS衛星の信号レベルを上回ると乗っ取ることができるかは受信機の性能によります。このためには 1) Claw GPS シミュレータ、2) NMEA出力可能なアンテナ付GPS受信機、3) 30dB増幅器、4) 混合器と接続ケーブルを用意します。

1) Claw GPS シミュレータを Spoofing 信号の発生器として使います。
2) NMEA出力可能なGPSアンテナ付GPS受信機は、Claw GPS シミュレータをGPSに時刻同期させるために使います。
3) 30dB 増幅器は Claw の出力 (-140dBm~-90dBm) を増幅して、アクティブアンテナから送られてくるGPS信号と同等以上の信号レベルにするのに使います。
4) 混合器はGPSアンテナからの実GPS信号とClaw GPS シミュレータで生成した Spoofing 信号とを混合して、供試体のGPS受信機に供給するために使います。

SIM:LNAV... コマンドで最新の Ephemeris を Claw にアップロードします。シミュレーション例4を参照ください。

SIM:MODE MANUAL
SIM:POS:MODE FIXED
SIM:POS:LLH 35.000,139.000,80.0 << Spoofする位置:実際の位置から1000km以内(同じ衛星が見える)を設定
SIM:TIME:MODE CONT

正しい現在時刻になっているかどうか確認します。

PTIME?

現在の時刻を応答してきたら、GPS受信機と時刻同期できています。

SIM:LNAV:SELect USER
OUT:POWer -145 dBm
SIM:COMMAND START

シミュレーションを開始しました。

OUT:POW コマンドで Claw の出力を変化させていくと、あるところで供試体GPS受信機の位置情報が Claw に設定した偽位置情報に切りかわります。

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