SCGセキュア コンソールサーバー サンプルユーザーセッション
ターミナルソフトを実行するPCから,管理者から与えられたユーザーIDとパスワードを使い,SSHでSCGセキュアコンソールサーバーに接続します.
管理者が各ユーザーのアカウントに対して行った設定により,SSHで接続後に表示される内容が異なります.
ユーザーは 「Normalレベル」または「MENUレベル」に設定されています.
まず,そのユーザー (例:user1) がMENUレベルに設定されている場合について説明します.
SCG に sshで接続(接続ポート22)すると,次のようなメッセージが表示されます.
Cannot use full-screen menu with dumb termtype.
Please choose another terminal type, or type 'exit' to return to CLI:
IOLAN SCG% set termtype ?
wyse60
vt100
ansi
tvi925
ibm3151te
vt320
hp700
term1
term2
term3
IOLAN SCG% set termtype
接続しているターミナルのタイプ(例えば vt100)を入力してリターン.
IOLAN SCG% set termtype vt100
メニュースクリーンが表示されます.
-------------------------------------------------------------------------------
| User [user1 ]
IOLAN SCG v5.0
SSH 52 |
-------------------------------------------------------------------------------
----------------------------|Line selection|----------------------------
| ** logout **
|
| 5 line name A
rev-ssh |
| 19 line name B
rev-ssh |
--------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------------------
| ?: Help, ESC: Exit Menu, Arrows: Move, Enter: Select
|
-------------------------------------------------------------------------------
メニュースクリーンでは接続が許可されたLine の番号と名称が表示されます.
番号を直接入力するか,矢印キーでLine を選択してリターンを入力するとリモート接続完了です.
セッション終了は ~menu(チルダに続けて小文字のmune)でターミナルタイプ選択画面に戻ります.(~menu実行の時点でLineは解放されます)
このままSCG への接続を終了する場合は,set termtype に対してexit リターンを入力し,続いてlogout リターンを入力します.
IOLAN SCG% set termtype exit
<exit> ?Unrecognised input
IOLAN SCG% logout
または,set termtypeに対してターミナルのタイプを再入力して,メニュースクリーンに戻って別の接続を行います.
注) ~menu は工場出荷時の設定です.実際の設定はSCG管理者に確認してください.
・ポートバッファ
管理者による事前設定により、接続中のLine のポートバッファを表示させることが可能です.
工場出荷時の設定は~view(チルダに続けて小文字のview)でポートバッファが表示されます.
元のセッションに戻るためには,Esc(エスケープキー)に続けてリターンキーを入力します.
ポートバッファ表示許可の有無,実際の表示キーシークエンスはSCG管理者に確認してください.
・ブレーク信号
管理者による事前設定により,Sun のサーバーにブレーク信号を送ることが可能です.
工場出荷時のブレークシークエンスは,~break(チルダに続けて小文字のbreak)です.
ブレーク信号送信の可否,実際の送信キーシークエンスはSCG管理者に確認してください.
MENU ユーザーは,
①許可されたLine への接続
②ポートバッファの閲覧 (SCGに設定がされている場合)
③ブレーク信号の送信 (SCGに設定がされている場合)
以外の操作は行えません.
次に,ユーザー (例:user2) がNormalレベルに設定されている場合について説明します.
1.セッション
Normalレベルのユーザーは,SCG のIPアドレスの特定のポート(初期設定では ,SCG のシリアルポート番号 + 10000である 10001~10052に設定)に,管理者から与えられたユーザーIDとパスワードを使い接続します.
または,SCG管理者が設定したエイリアスのIPアドレスに接続します.
例:下記の2行は同じ接続を行います
ssh 192.168.0.100 -p 10001 -l user2
ssh 192.168.0.201 -l user2 (192.168.0.100 のシリアルポート#1 のエイリアスが192.168.0.201である場合)
接続が許可されていないLine(ポート番号)へ接続を試みると,SCGからNot authorised to use this line のメッセージが送信され
接続は拒否されます.
セッション終了は ~menu(チルダに続けて小文字のmune)でターミナルタイプ選択画面に遷移します.(~menu実行の時点でLineは解放されます)
set termtype に対してexit リターンを入力し,続いてlogout リターンを入力します.
IOLAN SCG% set termtype exit
<exit> ?Unrecognised input
IOLAN SCG% logout
注) ~menu は工場出荷時の設定です.実際の設定はSCG管理者に確認してください.
・ポートバッファ
管理者による事前設定により,接続中のLine のポートバッファを表示させることが可能です.
工場出荷時の設定は~view(チルダに続けて小文字のview)でポートバッファが表示されます.
元のセッションに戻るためには,Esc(エスケープキー)に続けてリターンキーを入力します.
ポートバッファ表示許可の有無,実際の表示キーシークエンスはSCG管理者に確認してください.
・ブレーク信号
管理者による事前設定により,Sun のサーバーにブレーク信号を送ることが可能です.
工場出荷時のブレークシークエンスは,~break(チルダに続けて小文字のbreak)です.
ブレーク信号送信の可否,実際の送信キーシークエンスはSCG管理者に確認してください.
2.ユーザーパスワードの変更
SCG に sshで接続(接続ポート22)します.
下記のいずれかのコマンドラインを実行して,プロンプトに従って変更します.
set user . password (ドット 「.」 は,ログイン中のユーザーを意味します)
set user user2(ユーザー名) password
ユーザーパスワード変更後, logout コマンドでセッションを終了します.
logout
Normal ユーザーは,
①許可されたLine への接続
②自身のパスワード変更
③show コマンド (限定されたSCGの情報確認)
④その他限定されたコマンド(admin,ping 等)
⑤ポートバッファの閲覧 (SCGに設定がされている場合)
⑥ブレーク信号の送信 (SCGに設定がされている場合)
以外の操作は行えません.