トラックボール 寿命試験装置 | |
開発製造したトラックボールを試験し、弱点がないことを確かめるために、ITACシステムではトラックボールの長期の使用をシミュレートする試験装置を開発しました。 試験装置はほぼ連続した動きと通常よりやや重い加重をボールに与えます。 ITACでは従来よりワークステーションクラスのハイエンドマーケットをターゲットにしており、製品に耐久性と信頼性は欠かせません。 PCクラスの市場に参入を検討するにあたり、PC用トラックボールの市場調査を行ったところ、耐久性を考慮した構造や材質を持つ商品は見当たりませんでした。 ワークステーションユーザーがWindowsNTベースの高性能PCに移行するに従い、ITACも低価格なPC用のトラックボールを発売しましたが、その際に構造と材質の違いにより実際に耐久性に違いがあることを確かめるために耐久試験装置が使われました。 ボールの回転速度 およそ 300 rpm にてアクチュエータの50mmのホイールを回します。 ボールの速度はボールの大きさに逆比例します。 50mmのボールであれば 300 rpm で回転しますが、大きなボールは遅く、小さいボールは速く回転します。 動作 ランダムに停止と1秒間の非常に遅い動きが挿入されます。 回転方向 ホイールは前に10秒回転したあと、逆回転します。 同時に、ホイールの向きが非常にゆっくり90度変化し、またもとに戻ります。 加重 ボールには390gが連続して加わります |