ブートディスクの作り方
SCSIデバイスからのブート法

Solaris8 4/01 以降に含まれる glm scsiドライバは Antares P-0068 Ultra2, P-0069 Ultra2x2, P-0076 Ultra160 を直接サポートします。よってこの手順によらずSolaris CDROMから直接ブートディスクを生成できます。また現在配布されている glm パッチにもそれらのカードへのサポートが含まれています。
ANTARES SCSI PCI カード(glm2ドライバを使用)
ブートディスクの作り方
Antares の SCSI PCI カードは、それに接続されたSCSIディスクからSolarisをブートできます。

1. 概要
まずSolarisを内蔵ディスクにインストールし(インストール済みなら不要)、つぎにAntaresのSCSIカードをインストールし、新しいディスクを接続します。ディスクをフォーマットし、新しいファイルシステムを作り、マウントします。glm2ドライバを内蔵ディスクにインストールし、内蔵ディスクの内容をufsdumpで新しいディスクに移してから、新しいディスクにブートブロックをインストールします。新しいディスクの/etc/vfstabを編集して、新しいディスクからブートします。

この一連の操作にはSolarisのシステム管理の十分な知識が必要になります。

2. システムをシングルユーザーモードで起動します:
ok boot -s
3. 新しいディスクをフォーマットし、ファイルシステムを作り、マウントポイントを作り、新しいファイルシステムをマウントします。新しいディスクのパーティションはもとのディスクのパーティションの合計と同じサイズかそれよりも大きくなければなりません。コピーを必要としないパーティションをunmountします。

4. ufsdump と ufsrestore を使い、内蔵ディスクの内容を新しいディスクにコピーします。ddは使わないでください。
machine_name# /usr/lib/fs/ufs/ufsdump 0f - / | (cd /mnt; \
/usr/lib/fs/ufs/ufsrestore rf -)
5. newfsコマンドに使ったパスを使い、ブートブロックを新しいディスクに作ります。
machine_name# installboot /usr/platform/sun4u/lib/fs/ufs/bootblk \
/dev/rdsk/c{controller}t{target}d{LUN}s{partition #}
6. 新しいディスク上の /etc/vfstab ファイルを変更し、ブート時に新しいパーティションがマウントされるようにします。
変更前の vfstab は次のようなものです。
machine_name# cat /etc/vfstab
Rev. 2.1 11/17/2000 19
#device device mount FS fsck mount mount
#to mount to fsck point type pass at boot options
#/dev/dsk/c1d0s2 /dev/rdsk/c1d0s2 /usr ufs 1 yes -
fd                 -                  /dev/fd fd    - no  -
/proc              -                  /proc   proc  - no  -
/dev/dsk/c0t1d0s1  -                  -       swap  - no  -
/dev/dsk/c0t1d0s0  /dev/rdsk/c0t1d0s0 /       ufs   1 no  -
swap               -                  /tmp    tmpfs - yes -
7. /etc/vfstabを新しいファイルシステムへのパスが有効になるように変更します。/とswapの行のコントローラ番号を変更します。
machine_name# vi /{mount_point}/etc/vfstab
8. 例としてAntaresのSCSIカードがSun Ultra-60の最初のSCSIコントローラだったとすると、変更後のファイルは次のようになります。

#device device mount FS fsck mount mount
#to mount to fsck point type pass at boot options
#/dev/dsk/c1d0s2 /dev/rdsk/c1d0s2 /usr ufs 1 yes -
fd                -                  /dev/fd fd    - no  -
/proc             -                  /proc   proc  - no  -
/dev/dsk/c1t1d0s1 -                  -       swap  - no  -
/dev/dsk/c1t1d0s0 /dev/rdsk/c1t1d0s0 /       ufs   1 no  -
swap              -                  /tmp    tmpfs - yes -
c0t1d0s0 が c1t1d0s0に変更になり、また c0t1d0s1が c1t1d0s1 に変更されました。

9. システムをホルトし、次の手順に従い新しいディスクからブートします。


AntaresのSCSIコントローラに接続されたデバイスからのブート
AntaresのSCSIコントローラは、それに接続されたデバイスからのブートが可能です。

1. ブートしようとするデバイス名を見つけるには、次のコマンドを フォースモニタの ok> プロンプトに打ちます。
ok> probe-scsi-all
このコマンドは各コントローラへのフルパスを、接続されたSCSIデバイスの情報と共に表示します。

2. SCSIディスクからブートするには次のコマンドを使います。
ok> 
ok> boot {path}/sd@{target-number},{logical unit number}:{partition-number}
ここで {path} は probe-scsi-all が表示したパス。

例:
ok> boot /pci@1f,4000/scsi@2/sd@2,0:a
この例ではUltra-30のPCIスロット2に実装されたAntares SCSI PCIカードのSCSIバスAに接続されたターゲットID 2 ロジカルユニットLUN 0 のSCSIディスクの a パーティションからブートします。

Ultra30のスロットは次のようになっています:
Slot # SCSI@#
 2     scsi@2
 3     scsi@4
 4     scsi@5
/etc/vfstab の / と /usr ディレクトリのエントリが誤っていると、起動時にシステムはパニックを起こします。

OpenBoot PROMの新しいバージョンでは、上記の sd の表記が disk に置き換わっています。

例:
ok> boot /pci@1f,0/pci@1/pci@3/scsi@1/disk@2,0:a

3. SCSIテープからブートするには “sd” を “st" に置き換えます。
最終更新 2002/04/09